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フリバンセリンとアディーの違い

2020年03月24日
考えている女性

「バイアグラ」と聞くと男性のためのものというイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。
実はバイアグラには女性用のものも存在します。
インターネットを中心に発売当時大きな話題となったため、ネットユーザーの方はその存在を知っているという方も多いかもしれません。

そんな女性用バイアグラの薬剤としての認可は、日本名米食品医薬品局、英語表記FoodandDrugAdministration、通称FDAにより2015年8月18日初めて行われました。
これは、女性の性欲を高めるために開発された薬剤に対する世界初の認可であり、その認可の対象は薬品名「フリバンセリン(Flibanserin)」に対するものでした。
2015年6月に承認勧告が出ていたため、その認可自体はそれほど大きな話題にはなりませんでしたが、それより以前には2度の申請の却下を受けています。
そのため、「後天性・広汎性の性的欲求低下障害(HSDD)」の治療への適応効果に掲げ3度目の正直で認可を受けられたことは開発した企業にとって相当念願のものだったと言われています。

なお、この「フリバンセリン(Flibanserin)」自体はもともとドイツの企業ベーリンガーインゲルハイム社が開発していたものでしたが、その後本企業はアメリカの企業スプラウト・ファーマシューティカルズに買収されました。
そのため、現在入手できるのは「フリバンセリン(Flibanserin)」の商標名「アディー(Addyi)」という商品になる点にはご注意ください。
つまり、フリバンセリンとアディーは同じものを意味しています。
一般名がフリバンセリン、商品名がアディーという関係です。

そのため、商品を購入する際には「アディー(フリバンセリン)」という形で表記されているものがほとんどです。
なお、日本で未承認な医薬品なため、今のところアメリカでも特別な訓練を受けた公認の医療専門家や薬局を通じてしか入手できない状態です。
なお、「アディー(フリバンセリン)」のジェネリック医薬品も一部販売が開始されています。
やや低価格になるのでジェネリック医薬品の方を活用するのも良いかもしれません。

性的欲求も高められる?

「アディー(フリバンセリン)」は、女性の性的欲求低下障害を改善する新薬として開発されたため、当然「性的欲求」を高める効果を期待することができます。
ただし、不感症の治療を目的とした医薬品ではありません。
また、一般的に女性バイアグラと呼ばれてはいますが「バイアグラ」自体とは全く違う存在です。
バイアグラは勃起を促すことを目的とした薬剤であるのに対してアディー(フリバンセリン)が性欲が減衰した閉経前の女性の治療を目的に開発されてた薬品であるためです。
つまり、バイアグラにはアディー(フリバンセリン)と違い性欲を増す効果はないということです。

そんな「アディー(フリバンセリン)」の作用機序については詳細は明らかにはなっていません。
ただし、5-HT1Aセロトニン受容体アゴニスト、5-HT2Aセロトニン受容体アンタゴニスト、D4ドーパミン受容体部分アゴニストの作用が知られています。
PED-5阻害薬といって血管系に働く薬剤バイアグラとはその作用機序自体も大きく異なります。

また、男性用のバイアグラは性行為の都度服用するものですが、アディー(フリバンセリン)は毎日服用しなければその効果を期待することができない点にも注意が必要です。
そのため、媚薬という表現は適切ではなく、また不感症の人が絶頂に達しやすくなるという効果は期待することができません。
更に、アルコールとの相性が非常に悪いため、日常的にお酒を楽しむ人にはその効果を実感することが難しいと言われています。

パートナーとの性行為は関係を保つうえで非常に大切です。
性行為の回数が減ることで関係性が崩れてしまうことがあることはみなさんもご存知のところでしょう。
そのため、心当たりがある方は「アディー(フリバンセリン)」を活用してみることをおすすめします。